2008年7月 8日 (火)

オーストラリアのアート

オーストラリア関係の展覧会をご紹介。


Glenn Murcutt "Thinking Drawing / Working Drawing"
マーカットの手描きの設計図や図表のほか、
オーストラリアの伝統建築方法も紹介する展覧会。

ギャラリー間にて、6/12~8/9まで。


Emily Kngwarreye Exhibition
アボリジニが生んだ天才画家、ウングワレー(-1996)の回顧展。

ろうけつ染めでは、最初のほうにあった黄色い作品
(《Emu Dreaming》かな?)がきれいでした。
Emuというよりも、ぱっと見てWattleを想像しました。

キャンバスで私が気に入ったのは、
《Kame-Summer Awelye1》(ピンクと黄色のグラデーションのような
明るい作品で、これもちょっとWattleのよう)と、
《Big Yam》(黒白のBigYamDreamingを描いた後に
一日で描いたというカラフルな作品)と、
《My Country》(薄紫とピンクの画面、
下のほうの茶色い点々は、たぶん犬の足跡)です。

ポール・ボキューズではスペシャルメニューも(^o^)/
国立新美術館にて、7/28まで。


トレース・エレメンツ
─ 日豪の写真メディアにおける精神と記憶

日本とオーストラリアの写真メディアのアーティスト10名が出展。
写真メディアの多様性を提示する展覧会。
関連イベント(シンポジウム、アーティストトーク、
ギャラリークルーズ等)も色々あります。

東京オペラシティアートギャラリーにて、7/19~10/13まで。

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大岩オスカール@現美

これ、先週末みてきました。
(この展示は日曜で終了しました)

ポスターのデザインが好みでなく、
あまり興味がわかなかったのですが、
友達に誘ってもらって行って来ました。(ありがとう!)
この展覧会は、とても良かった!

美術館サイズの絵、大勢で見るための絵、
映画のような大画面(テレビも大型化していますものね)で、
圧倒されるような、大きい絵を描きたいのね。

街の風景に花や犬や烏が重なっていたりするのですが、
その制作過程のネタも展示されていました。
写真や切り抜きをコラージュして構成を考えるようです。
このコラージュがまた面白かった。
社会批判のような作品もありますが、
重くなりすぎないのは、彼のユーモアのおかげでしょうか。

バナナ型のキャンバスとか、
紙をつないでつくったばかでかいクジラとか、
ハチ公のレントゲンとか、、、おちゃめな方ですね。
あと、絵画のほかに、犬、猫、兎のオブジェなども。

Light Rabbit & Shadow Catがかわいい。
はがきがなくて残念でした。

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屋上庭園@現美

これ、先週末みてきました。
(この展示は日曜で終了しました)


一番最初のグロテスクの庭(ニコラ・ビュフ)、
展示室にあわせて作られていて、なかなか面白かった。
入口にぴったり。

続く色々な庭(版画、絵画、その他)は
ちょっとこじつけというか、
この流れで見なくてもいいかな、、、と感じました。
マティスのうさぎの庭はかわいかったけど。
あと、牧野虎雄だったかな、枇杷の絵にはちょっと惹かれました。
(我が家の枇杷の木には実がならない...。)

最後から二番目の庭が一番よかった!
ポスターになっている内海聖史の作品、
実際の展示はポスターと少し違っていました。
ポスターでは縦横きっちり並んでいますが、
今回の展示ではたがいちがいになって、
ななめのラインも美しく伸びていました。

そしてサイズの小ささにびっくり!
15cmか20cm四方の絵だと想像していたのですが、
実際に見たらおそらく5cmくらいでした。
私はちっちゃいのが並んでいるのに弱いので、
興奮して映像の部屋にいた友達を呼びに行ってしまいました。

内海氏はもうひとつ、大作も。
ミニミニちゃんたちと同じく点々で描かれているけれど、
画面サイズがおっき~い!
これは大小の作品を同時に見られて良かった。面白い。

最後の庭は木彫りの花が一輪。
きれいな、詩的な作品だと思いますが、
最後にぽつん、というのは少々寂しい終わりかたでした。

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2008年7月 7日 (月)

夏は涼しい美術館へ

夏休みが近づいてきました。

東京の夏は暑い。
地球環境のためには、冷房の設定を高めにね。
でも、美術館は作品保護の為、一定の温度に保つ必要があります。
つまり、とても涼しいんです。(袖なしなどで行くと、寒いくらい。)
寒すぎる冷房なんて無駄と思うかもしれません。
でもこれは、大事なものを未来に残すために使われる電力です。
ついでに我々も涼んだらいいのではないでしょうか。

というわけで、
都内の美術館で楽しめるイベントをピックアップしました。
大人向け、子供向け、どちらも色々あります。
申込の締切りが迫っているものもありますので、
興味のある方は是非お早めに!


【Fun With Collection】
国立西洋美術館の夏のイベント。
「見る楽しみ・知る喜び-宗教・芸術家・修復編」として、
大人向け、子供向けの様々なプログラムが用意されています。
※事前にハガキ・FAXでの申込が必要です。
詳細はこちら

【夏休みこどもたんけんツアー2008
 ~美術館のひみつをさがそう!~】

国立新美術館にて。
※申込締切:7/15(火)消印有効
詳細はこちら

【アニメ・ザ・キッド 見たことのない世界をアニメにしよう】
東京都現代美術館にて、8/1~3に開催。
※事前にハガキで申込が必要です。
詳細はこちら

【親子とはじめての方のための「モノクロ写真体験教室」】他
東京都写真美術館にて。
※事前に申込が必要です。お早めに!
詳細はこちら

【誰もいない美術館で Vol.18 イシヤマウンテンオペラ】他
世田谷美術館にて、7/20~21に開催。
展覧会場を舞台に、誰もみたことのないドラマをつくる、
というワークショップ。10代20代が対象のようです。
※事前にメールで申込が必要。先着順です。
他にもギャラリートークなどあり。
詳細はこちら

【企画展「トレースエレメンツ」のギャラリー・クルーズ】他
東京オペラシティアートギャラリーにて。
クルーズは7/23~7/31(月曜は休館)に開催。
他にもシンポジウムやアーティストトークなどがあります。
詳細はこちら

【飾り結びに挑戦しよう!】
サントリー美術館にて、8/2に開催。
※事前にインターネットで申込が必要です。
詳細はこちら


他にも、目黒美術館のワークショップ、
板橋区立美術館の子供アトリエなど、
あちこちでイベントが目白押し。
詳細は各美術館のホームページなどで確認してくださいね。

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2008年7月 2日 (水)

富士日記

いま、読んでいる本。

もう新潮文庫に読みたいものがみつからない。
よって、Yondaにこだわらず、他の出版社の本を選ぶ。
本当は、物を増やさないために、
図書館を利用したらいいと思うのだけど、
図書館の文庫本は汚いのでいやだ。
それで、結局あんまり本を読んでいなかった。

今日読んだところで、特に気に入ったところ。
「お金持ちの親戚と春の夕方は、くれそうでくれないんだって。
ラジオでいってたぜ。」(武田百合子「富士日記」より)
ここんちのだんなさん、おっちゃめぇ!

それと、犬のポコの毛をすいて、まるめたものをおいておくと、
四十雀がつまんでもっていき、巣の材料にする、というところ。
きゃんこも山に行くと、四十雀に抜け毛を分けてあげます。
おんなじね。ポコってどんな犬かしら。

この日記は、百合子さんがメインだけど、
時々夫の武田泰淳や娘の花ちゃんの文章がまじり、
どれもとてもよい。上、中、下巻と三冊もあります。


さて、話は変わり、きゃんこジャーナル。

昨夜おそく、寝る前に短い散歩へ行こうと思ったら、
きゃんこはよろよろして、その割りに強い力で左へ左へ行こうとする。
左脚が痛いのかと思って、後ろから見ようとしたら、
左左左で、ぐるっとまわってふたり向き合ってしまう。あれ?
なんだかわけがわからずふたりで家の前でどたばたして、
しりもちついたりして帰ってきました。

見たり聞いたりした老犬の症状を思い出して、
昨日は遅くまできゃんこが寝ているのを見ていた。
朝になったら病院へ行かなくちゃ。

今朝起きたら、きゃこはぴんぴんしていて、
家族にいくら具合が悪かったと話しても説得力無し。
しかし、主張を通し、ぴかぴかの車を毛まみれにして通院する。

父は起きたら居間にきゃこがいて、ねずみが出たかと思ったそうだ。
(きゃこがねずみにみえたのではなく、
ガレージにねずみでも出て、家に避難させたのかと思った。)

前庭疾患を心配し、病院では、念のため耳洗浄をする。
きゃこはぶるぶるをして、耳垢まみれの水や綿棒などをふきとばす。
この程度の耳垢はたいしたことない、問題ない、といわれる。
ついでにこの前忘れた爪切りもしてもらう。
手の親指(くるっと巻いてしまうので)だけのつもりが、全部切ってもらう。
きゃこは暴れて、私は毛まみれの汗だく。
犬によっては足にも親指がある。きゃこはない。
フロントラインもらい、帰る。

......なんだか、ただ足がしびれていただけのような気もしてきた。
今はきゃんこは元気なので、安心して、私はとても眠いです。

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『駄美術ギャラリー』本生

笑えるアート作品集『駄美術ギャラリー』出版記念展覧会
“『駄美術ギャラリー』本生”

駄菓子のように、駄美術があってもいいじゃないか、ということで。
グレて、リーゼント&おなかに悪と書かれた達磨だとか、
こけし仕立てのダンベルだとか。
これはちょっと見ておきたい気がします。

青山ブックセンター 本店 ギャラリーにて、7/4~7/18。

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2008年6月25日 (水)

森へ。

森美術館のレクチャーシリーズ「英国現代美術を知る」の
第3回「ポストYBA:今日の英国美術」へ行ってきました。

「アーティストトーク」に続いて、またまたUK-Japanのご招待で。
ありがとうございましたm(__)m

ゲストはロジャー・マクドナルド氏(インディペンデント・キュレーター)、
モデレーターは近藤健一氏(森美術館アシスタント・キュレーター)、
テート・モダンの開館と成功や
ポストYBAとでも呼ぶべき新しい動向等、
2000年以降の英国現代美術界 について対談形式で行われました。

面白かったしメモも沢山とりましたが、今日はひとつに絞って感想を。

最後の質疑応答の様子からすると、
「YBA」という言葉の定義が気になってどうしようもない、
という方がわりと多いのでしょうか。

「俺たちYoung British Artists!」と名乗った
芸術家集団があるわけではないし、
同年代で同時期に活動はしていてもYBAと呼ばれない作家もいる。
物質的で、視覚的にインパクトの強い作品がメインといっても、
そうでない作品も勿論ある。

結局、「YBA」という名前は
メディアやキュレーション側にとって便利な用語ではあるが、
それ以外に大きな意味はない、という見方を聞いて、
アートがアートの世界だけにいたら
生まれないかもしれない言葉だなーと思いました。
社会の関心が向けられて、メディアでも語られることによって、
便宜上つけられた名前。
そのYBAというキャッチーな名前によって、
普段たいしてアートに興味のない人にとっても、
親しみやすくなったのではないでしょうか。

「YBA」がそんなかんじのあいまいな定義しかもたないのに、
「ポストYBA」を語るのも面白いー。

でも歴史って、大雑把に言ってしまえば、
あとでふりかえって鮮明に覚えていることしか残らず、
その影にあった色々な物事は、
まあたいしたことではない、と抹殺されるもの。
「過去」にわかりやすいストーリーをつけて整理するのも、
けっこう人の役に立つことだと思います。
(例えば、テストのとき覚えやすい!)

大きな流れにのらなかった作家のことを記録し、
きちんと検証し、評価の対象としていく専門家が、
それはそれで別にいるでしょう。

......というわけで、とても興味深いトークでした。


リンク:
・過去ラマより「アーティストトークに参加!
・森美術館「英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展
UK-JAPAN 2008

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2008年6月23日 (月)

N.S.Harsha : Leftovers

69年うまれのインドの作家の個展が開催中です。
先日、ちょっくら見てきました。
もともとは絵画作品を制作しているようですが、
今回はインスタレーション。

DMがかわいくて、黄色の厚紙の葉書に、
かじったような歯型の切込みが入っていました。
チーズみたい。

展示は、
バナナの葉と思われる大きなはっぱをお皿にして、
そこにお米やカレーのような煮物や野菜や、なんやかや、
きれいに盛り付けてあったであろうものが、
整然といくつもいくつも並んでいます。
デザートかしら、小さいバナナもありました。
それが床の上に並んでいます。
大勢で会食っていうかんじです。

でも、タイトルの通り、食べ終わった後なんです。
それもかなり残しています。
そんなにまずかったのかしら、というくらい、
みなさん残していらっしゃいます!
そんなにおなかがすいていなかったのかしら!!

足元に気をとられていると見落としがちですが、
壁にはうっすらとイラストのようなものが。
おおきなはっぱの絵と、その上に文字が...

space
beauty
culture
hunger
choice
history
future
identity
taste
'........'

という具合で書いてあります。
(上記の単語はリーフレットのイラストに書いてあったものです。)
ご馳走の食べ残しと、「飢え」とか「アイデンティティ」
という単語の組み合わせが、
色々考えさせる作品でした。

そうそう、メインは残り物たっぷりな展示だけど、
片隅のほうには、すっかり食べきった人たちの
バナナの葉が雑然と置いてありました。
数名、腹ペコだった模様。

ちなみに、ギャラリーで聞くのを忘れたのですが、
これは本当の食べ残しをワックスかなにかで固めているのか、
それとも日本が世界に誇る技術、「食品サンプル」なのか。
ごはんとかはツヤ加減がサンプルっぽかったけれど、
粉みたいなものとか、カレーは実に本物っぽかった!
もう一度行く機会があったら聞いてみようと思います。
知っている人がいたら、コメントで教えてね。

この展覧会は、
メゾンエルメス8Fフォーラムにて、9/15まで。


追記:
今、TABのリーフレットを見たら、
日本の食品サンプルに着目し云々とありました。
やっぱりサンプル使ってるんですね。

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小林紀晴写真展「はなはねに」

DMがきたので、ご紹介。
白いとこに、あかんぼがころがってる写真のDMです。
内容は...わかりません!
見たら、また書きます。

写大ギャラリーにて、7/31まで。

追記:
みてきました。
身近な人々、身近な風景を写したものばかり。
ひとんちのアルバムをのぞくような気分。
動物園のゾウの写真が少なくとも二回出てきた。
ゆったり気楽にやさしい写真が見たい人にはいいかもしれません。

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達人29リサイクルアート展

DMがきたので、ご紹介。

マンガ・アニメ作家29人による
MOTTAINAIがテーマの展覧会のようです。
マータイさんのキャンペーンに売上の一部を寄付するらしい。

29名全部書くのは疲れるので、
私の気になる名前だけ...

久里洋二
しりあがり寿
辛酸なめ子
タナカカツキ
水森亜土    など!

内容については、見に行ったら、また書きます。

art space kimura ASK?にて、6/23~7/9まで。


MOTTAINAIつながりで。
ココログのブログパーツでこんなのがあったので、はってみまーす。
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